自己免疫疾患による円形脱毛症

2つ目の円形脱毛症を発生させる原因として自己免疫疾患があります。ストレスという言葉は一般的にも使われているのでご存知の方も多いかと思いますが、「自己免疫疾患」という言葉は全く一般的ではありません。医療用語です。

それではこの自己免疫疾患についてご説明します。人間の体には免疫機能というものがあるのはご存知かと思います。病気になってしまったら、その病気を攻撃して殺そうとする働きです。人間の体はこの働きによって病気になっても体調を回復することが出来るのです。本来なら免疫というのは外部から体内に侵入してきた敵に対してのみ攻撃をするように出来ているのですが、どうしたことかこの免疫が自分の体の正常な部分を攻撃してしまうことがあります。体を守るためのものなので、免疫の攻撃力は非常に強く、そんな攻撃の矛先が正常な体に向いてしまうとたちまちその部分はやられてしまいます。この攻撃が毛根に及ぶと、円形脱毛症の原因となるわけです。

以前申し上げたように、毛根は精神的ストレスでダメージを受けてしまうほどデリケートな部分です。そんなデリケートな毛根が免疫の激しい攻撃を受けるとひとたまりもありません。自己免疫疾患とは、“自分自身の免疫が疾患(=病気)になる”という意味なのがお分かり頂けると思います。

それでは、本来は外敵を攻撃するためにある免疫が身内である毛根をなぜ攻撃してしまうのでしょうか。免疫を構成しているリンパ球は通常炎症が起きている部分に集まって炎症を鎮めようとします。これが自己免疫疾患の場合はリンパ球が毛根に集まってしまいます。これは本来の機能が明らかに狂ってしまっているのですが、これにはアトピー性皮膚炎が関係していると言われています。実はまだこの相関関係についてははっきりしていない部分が多く、今後の研究が待たれるところです。

現在分かっているのは、アトピー性皮膚炎を患っている人の免疫は何らかの形で影響を受けて異常な行動を起こすということです。そこで起こす異常の中に、毛根を攻撃してしまうという作用があるということまでで、その引き金になるのが精神的なストレスだという説もあります。

アレルギー体質は生まれつきのものなのでどうしようもありませんが、やはりここでも引き金はストレスということで、ストレスがいかに毛根に良くないかというのは明らかですね。自分がアレルギー体質かどうかについては、病院や皮膚科で調べることが出来ますので、円形脱毛症が気になる方は一度検査をしてみることをおすすめします。

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2012年3月22日 | コメントは受け付けていません。|

カテゴリー:円形脱毛症 円形脱毛症の原因

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